第三者の証言の陳述書と医師の診断書の扱い

小物01証言とは、事実の有無を自己が証明するため、又は第三者の証明に資するために、自己が経験したこと等を述べることです。
民事訴訟の審議は、弁護士が作成した訴状・準備書面と、関係者が作成した陳述書によって進められます。
陳述書とは、紛争の経過を両当事者の立場から、紛争の全容がわかりやすく記載されたもので、陳述者が署名押印することで、証拠のひとつになります。
裁判では、証言は証拠ではないということがありますが、陳述書でも証拠として提出されたものである限り、 裁判官の自由な心証により証拠として採用し、判決の基礎とすることを妨げません。
法廷の証言台で、 本人が嘘の供述をしても偽証とはなりませんが、第三者が嘘の証言をすれば、偽証罪に問われる可能性があります。
しかし、 法廷証言と違い、第三者の証言の陳述書の虚偽記載には法律上の罰則規定がないので、第三者の証言の陳述書自体の証拠価値は低いです。
そのため、陳述書のみで事実認定されることは皆無で、他の証拠と合わせて事実認定されるのが通常です。
第三者の証言の陳述書は、裁判官がどれくらい信用するかという問題があります。
裁判官は、利害関係のない第三者が日常業務として作った書類や、地位の高い証人は信用する傾向があります。
地位の高い証人に、医師の診断書があります。
診断書とは、医師と歯科医師のみが発行する証明書の一種で、診療録や検査結果に基づく診断結果が記載されています。
診療録に記載がない場合は、医師の証言を記した陳述書が、証拠として裁判所に提出されます。

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